牧田球団社長も認めた!快速メジャー右腕・ヤン獲得へ
社長も認めた! ついに虎投の“ラストピース”がやってくる。阪神・牧田俊洋球団社長(56)は28日、兵庫・西宮市内の甲子園球場球団事務所で、MAX156キロのメジャー右腕、エステバン・ヤン投手(31)=ロイヤルズ=の獲得に動いていることを明らかにした。
球団の仕事納めの日に懸案の新外国人問題が前進した。牧田球団社長が156キロ右腕ヤンが有力候補の1人であることを明らかにした。
「まだ向こうに(スカウトは)おりますので。最終的に(ヤンは)候補には違いありません。帰って報告を受けてから決定します」
中南米のドミニカ共和国で行われているウインターリーグに山口スカウト、三宅渉外担当、オマリー駐米スカウトの3人を送り込んでいる。そこでメジャー通算33勝39敗51Sのヤンに熱視線を注いだ。すぐさまリポートは海を渡り、虎の首脳陣のもとへ。もちろん、豪州・ケアンズでバカンスに入った岡田監督の耳にも届いた。
「何人か見たうちの1人だと思う。投手を獲ることは獲る。いいのがおるとは聞いていた」
井川のポスティングシステム(入札制度)によるメジャー移籍が発表されてから、投手陣の再建は最重要課題だった。そこで、4日からスカウト陣を派遣することを速攻で決めた。そして電光石火のお宝発掘。くしくもこの日朝には、井川とヤンキースの間で正式契約が結ばれた。これで井川の穴が十分に埋まる計算が立った。
黒田編成部長が「ほしいのは先発。適性を見てどうなるかだね」と話すとおりまだ未知の部分もある。ヤンはメジャーで守護神の実績があるものの、虎が一番ほしいのは井川に代わるローテーション投手。まずは先発の適性を見極める。