阪神は２３日、福岡市博多区内で米大リーグ、マリナーズを退団した城島健司捕手（３３）と入団交渉を行った。両者が直接交渉を行うのは初めて。南信男球団社長は「１４４試合出場したい、という熱い気持ちが伝わってきた」と好感触を得た様子。球団は既に代理人に対し、複数年契約などの条件提示を済ませており、クライマックスシリーズ終了後に再度交渉を行う予定。
交渉には、阪神側から南球団社長と真弓明信監督らが出席、城島は代理人とともに交渉の席についた。１時間半にわたる交渉の中で、真弓監督は城島に対し、「タイガースに来て優勝に力を貸してほしい」と伝えたという。
今季、５年ぶりにＢクラスに陥落した阪神にとって、攻守の要となり得る城島の獲得はチーム浮上の大きな鍵。坂井信也オーナー自らが、マリナーズ退団が決まった直後から獲得に意欲を見せるなど、高額年俸という金銭的課題でも後押しする構えを見せている。
