秀太らしさ全開だった。四回、チーム初安打でベンチの雰囲気を盛り上げると、守備でも再三の美技。
ただし同点の七回、自らの悪送球で勝ち越しを許したことを悔しがった。「さみしいけど、実感はない。今日の試合でミスした反省の方が大きい」と苦笑いだ。
ただし同点の七回、自らの悪送球で勝ち越しを許したことを悔しがった。「さみしいけど、実感はない。今日の試合でミスした反省の方が大きい」と苦笑いだ。
試合後の引退セレモニーでは二塁ベース付近で胴上げされ、3度宙を舞った。続いてチームメートから「なんかしろ!」の声が…。その要望に笑顔で応え、二塁から走り出し、三塁を回って最後は本塁へ本番さながらのヘッドスライディング。“惜別ラン”に「気持ち良かった」と目を充血させながら振り返った。
「感謝の気持ちでいっぱい。今日で終わりですけど、やり残したことはないと思って、明日からまた違う道を頑張ります」。逆転優勝はならなかったが、秀太自身とチームメートにとってかけがえのない一日となった。