阪神は27日、岡田彰布前監督(50)の辞任に伴う後任に、球団OBの真弓明信氏(55)の就任を正式発表した。大阪市内のホテルで会見した真弓監督は「周りの期待が大きいことは、ひしひしと感じている。誠心誠意務めたい」と、初めてとなる監督業への抱負を語った。
14シーズンぶりとなる阪神復帰に、真弓監督は「今年、こういう話になるとは予想していなかったが、タイガースの力になりたいという気持ちはあった」と胸中を明かした。現在の戦力を「優勝を勝ち取りたいと、はっきり言えるチーム」と評価したうえで、「投手を含めて守れるチームが強い」と守備重視の姿勢を打ち出した。
課題としては若手の育成を挙げ、「昨年は少し伸びた選手がいたが、今年は出て来なかった。若手を育てなければいけない時期に来ている」と話した。また、フリーエージェントによる戦力補強では、「頼りになる選手を取ってほしい。特に投手」と希望した。