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阪神悪夢の3連敗…藤浪2死球で球場騒然 五回途中3失点KO

藤浪の久々の登板を見て「落ちる前と何か変わったか?」と聞かれたら「うーん・・・」って感じやな。前までは左バッターに苦労してたのが今では右バッターに物凄く投げにくそうにしてるもんね。恐らく「すっぽ抜けたらアカン」っていう気持ちが強すぎて逆にすっぽ抜けてるように感じる。こりゃ根深いな・・・。ただ2軍で投げても意味は無さそうなので1軍で投げながら自分自身で克服するしかないと思う!

阪神が最悪の形で首位・広島に連敗を喫した。約2カ月半ぶりに復帰登板した藤浪が、4回2/3を投げて7安打3失点KOで、4敗目(3勝)。2死球で球場は騒然となった。降板時にはエールの気持ちなのか、一塁側スタンドからも拍手を送られるなど、異様な光景が場内に残った。
 
初回、3本の安打で1点を失うと、二回だ。1死後に大瀬良との対戦。1ボール1ストライクから3球目、145キロの直球がスッポ抜けた。左肩に打球を受けた大瀬良は、マウンドに向いて「大丈夫、大丈夫」と笑顔。一度、ベンチに治療のために戻ったが、笑顔でグラウンドに戻ってきた。藤浪は帽子を取って謝罪した。
 
この1球でリズムを崩した藤浪は、三回に先頭・鈴木の四球から2失点。四回には菊池にこの日2個目の死球を与えた。両軍がホーム付近で、にらみ合う事態に発展。続く五回にも、再び先頭の鈴木に四球。2死を取ったが一、三塁から石原に四球を与えた。5個目の四球。続く打者は投手・大瀬良だったが、たまらずベンチからタオルが投入された。ボールがコールされる度に、スタンドからはタメ息が漏れ、怒声が飛ぶ状況。限界だった。