TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。
Z指定タイトルの「ラスト・オブ・アス」(PS3、SCE)が想定をはるかに上回るヒットになりました。一部品切れする店も出るほどで、「アサシンクリード」(UBIソフト)や「アンチャーテッド」(SCE)など海外ゲームの人気シリーズを上回る売れ行きで、具体的には2010年に発売された「コールオブデューティ ブラックオプス」(スクウェア・エニックス)と同等の初動です。「ブラックオプス」が年末商戦期の発売だったことを考えると、商品が売れにくいこの時期に発売された「ラスト・オブ・アス」のヒットぶりが分かると思います。