10社会は、アニメフェアを心待ちにしていたアニメファンに対し、参加拒否を「心よりおわびを申し上げる」としながらも、「このような行動を取らざるを得なかったのは、なんとしても都条例の可決に反対するため、何らかの意思表示をすることが、全国の漫画・アニメファンのためでもあると思ってのこと」だったと説明する。
改正案の可決には「強く抗議の意を表明する」するとしており、可決されても「反対の立場であることには変わりない」。都に対しては「慎重な運用を求める」とする付帯決議に則った運用を強く求めるともともに、条例のありかたや運用について、「監視の手をゆるめることなく、常に先頭に立って問題提起をしていく決意」としている。
10社会には3社のほか、角川書店、秋田書店、少年画報社、新潮社、白泉社、双葉社、リイド社が所属。都の条例改正案に反対し、アニメフェアへの参加・協力を拒否する声明を12月10日に出していたが、改正案は15日に可決・成立した。