会見に臨んだ廣田和代球団社長(48)は「中田監督と私たちのイメージする独立リーグの姿が一致していなかった」と解任理由を説明。野球以外の活動を求めた球団の経営方針と、練習を重視した中田監督との考えが対立したという。
さらに「フロント側に野球経験者が少ないことも(方針対立の)原因があるかもしれない」と話し、指導者経験のあるプロ野球OBを念頭に、フロント側と現場間をつなぐ“球団代表格”のポジションの設置と、その人選を急ぎたいという意向も明らかにした。
一方、甲子園球場で会見した中田監督は「(イベントは)練習があるときは避けてくださいとは言った。ボクらのメーンは野球をすることですから」と困惑の表情。この日、選手に退任を伝えた際、女子選手の吉田えり投手(17)は涙を流していたという。