阪神の岡田彰布監督は21日、大阪市内の阪神電鉄本社で坂井信也オーナーに今シーズンの報告をした後、退団会見を行った。チームは20日、セ・リーグのクライマックスシリーズ第1ステージで中日に敗れたばかり。リーグ優勝を逃した責任を取り、退任が決まって臨んだポストシーズンだったが、日本シリーズ進出の夢を断たれ、花道を飾ることはできなかった。岡田監督は「良いも悪いもあったけど充実の(1軍監督)5年間だった。何らかの形で野球にかかわっていくと思うが、今は少しゆっくりしたい」と語った。坂井オーナーは、「選手の気持ちが分かる監督でした。常勝タイガースのチームづくりをしていただいた」とねぎらった。