阪神の1軍沖縄キャンプに、投手が20人参加し、そのうち左腕が最大9人選ばれる可能性があることが22日、明らかになった。下柳、ウィリアムス以外の“ポスト井川”を狙う7人の左腕が、沖縄・宜野座でし烈な争いを繰り広げる。
「(1軍キャンプの)当落線上の選手はいるが、1軍(宜野座)と2軍(安芸)の場所が遠いから入れ替えは難しい」と球団関係者。1軍キャンプ参加は三東、能見、江草、中村泰、筒井が決定的。さらに希望枠ルーキーの小嶋、2年目の岩田なども岡田監督が直接、仕上がりをチェックできる沖縄キャンプの候補に挙がっているという。
さらに同関係者は「平均的にみんなが伸びるよりも、1人がグッと伸びなくちゃいけない」と実戦での結果で競争意識を植え付ける考えだ。
鳴尾浜でブルペンに入った中村泰は「1軍に行けるなら、実戦での結果しかない。開幕1軍に残らなくちゃいけない」と力を込めた。筒井も「1軍に行くかはまだわからないけど、今年はサイドスローにしたし、実戦で結果を出せるかが大事」と“ポスト井川”争いへ向けて気合十分だ。