米大リーグでのプレーを希望している阪神の井川慶投手が、近く代理人を伴って球団と契約更改交渉することになった。沼沢正二球団本部長が27日、明らかにした。井川側は交渉の場で、ポスティングシステム(入札制度)による大リーグ移籍を要望するとみられる。
井川は2004年オフに同制度による大リーグ挑戦を訴えたが、球団はフリーエージェント(FA)での移籍しか認めない方針のため断念した。球団側の方針は変わっておらず、沼沢本部長は今回も「認めない」と話した。井川がFA権を取得するのは、最短でも2009年になる。
異例の早い時期の更改交渉は、井川側から要望した。井川は「お互い早い方がいい」と話し、長期戦も覚悟しているようだ