阪神で6年間プレーし、10年に日本プロ野球のシーズン最多安打記録(当時)を塗り替える214安打を放つなど、チームの主力として活躍したマット・マートン外野手(35)が現役引退し、米大リーグ、カブスの編成部門補佐に就任することが12日(日本時間13日)、分かった。本人が本紙に明かした。
その後はアスレチックス、ロッキーズを渡り歩き、10年に阪神と契約。来日1年目でいきなりイチローのもつ年間最多安打記録を塗り替えるなど、シュアな打撃で3度のシーズン最多安打をマーク。14年には打率・338で首位打者を獲得した。チームの主力として4度のクライマックスシリーズ進出(10、13~15年)、14年には球団9年ぶりの日本シリーズ進出に貢献した。
16年にカブスとマイナー契約を結んで米球界に復帰。76試合で打率・314と結果を残したが、7年ぶりのメジャー復帰の夢はかなわず。昨季はタイガースとマイナー契約を結び、再びメジャーの舞台を目指したが、3Aで7試合に出場した後、4月中旬に契約を解除された。