V奪回へ布陣は整った! 阪神・坂井信也オーナー(61)=阪神電鉄社長=が13日、神戸市内で今年の補強終結を宣言した。「これで、とりあえずは終了やね。もちろん、状況に応じて、これから考えていかないとアカンようになるやろうけど」
14日にも“ポスト・ジェフ”の左腕、メッツのケイシー・フォッサム投手(31)の獲得が発表される。これが2009年補強の大トリとなるわけ。
マリナーズからFAとなった城島を獲得してから、編成面での課題は外国人に絞られた。引退した赤星、退団したアッチソン&ウィリアムスの穴をどう埋めるか。ロッキーズのマット・マートン外野手(28)、マリナーズの右腕、ランディ・メッセンジャー投手(28)、そしてフォッサム獲得にこぎつけた。
「彼(フォッサム)は先発もできるみたいやし。現場のコーチらが先発でする、と判断したら、江草らにも頑張ってもらわんと」。主力が欠けた分、競争できる相乗効果を期待する。総帥の思いはもちろんひとつ。5年ぶりの優勝だ。