旅の途中に食料を求めて、とある村に立ち寄るが、そこは病人・老人・子供がただ死を待つという村であった。その村人の中にあるのは絶望や恐怖ではなく、ただ「虚無」のみであり、トキが触れた子供が死しても誰も気にもとめていなかった。しかし翌日、その子供がトキの元に水を持ってくるのを見て皆が驚愕とともに奇跡を感じることとなる。トキは長年の夢であり、人々に笑顔を取り戻す手助けをするために、その村に診療所を開くことにする。
やがて村は奇跡の手を持つ医者のいる「奇跡の村」として活況を呈するが、村を襲った夜盗達のために診療所はこわされ、集まった人々は我先に逃げ出すことになる。夜盗は倒すことができたものの、村は元の木阿弥となったことに絶望しかかるトキ。
しかし、そのトキに肩を貸すものが現れる。それは、その村で最初に助けた子供であり、
その子供と共にこの乱世に新たな光を求めることになる。
その子供と共にこの乱世に新たな光を求めることになる。