抜けられない負のスパイラル。がんじがらめの状態のまま、虎がまた、黒星を重ねた。借金は再び今季最多タイの10へ。お立ち台で余裕のブランコを背に、ナゴヤドームのブースから姿を見せた沼沢球団本部長は、コーチ陣の刷新などテコ入れについて問われ、左手を振りながら語気を強めた。
チームに、フロントに、ファンに溜まる一方のフラストレーション。2日も敗れれば、5月15~17日のヤクルト戦(神宮)以来、今季2度目の3タテを食らい、3位・中日とのゲーム差は10と開き、CS進出も黄信号。それでも…。現状で明確な打開策がないのは、事実だ。